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こんにちは、介護しよ.netのhiroです。
介護を仕事にしている方、または、介護について興味がある方、在宅介護をされている方などで、
「介護の仕事に活かせる資格を取りたい」
「高齢者との関わり方や、手を使ったケアを学びたい」
「介護リハビリセラピストという資格を見つけたけれど、本当に役に立つのだろうか」
このように考えている人もいるのではないでしょうか。
介護リハビリセラピストは、高齢者への施術やコミュニケーションに関する知識・技術を学べる民間資格です。
一方で、介護福祉士や理学療法士などの国家資格とは異なり、資格を取るだけで就職や昇給が保証されるものではありません。
そのため、講座の内容だけを見るのではなく、
- 何を目的に取得するのか
- 介護現場でどのように活かしたいのか
- 費用に見合う学びが得られそうか
を考えてから申し込むことが大切です。
本記事では、公式サイトの情報をもとに、介護職としての経験を踏まえながら、資格の特徴、活かせそうな場面、メリット・デメリットを整理します。
介護リハビリセラピストとは?
介護リハビリセラピストは、日本介護リハビリセラピスト協会が認定している民間資格です。
公式サイトでは、高齢者の身体の不調に対して、アロマビタミンオイルを使った施術方法などを学ぶ講座として紹介されています。
主な学習対象として考えられるのは、次のような内容です。
- 高齢者への施術方法
- アロマオイルを使用したケア
- 高齢者とのコミュニケーション
- 介護施設や家庭で活用するための知識
- 身体に触れる際の基本的な技術
医療機関で行われる専門的なリハビリテーションを学ぶ資格というよりも、高齢者との関わり方や、介護・癒やしに活かせる施術方法を学ぶ民間資格として考えると分かりやすいでしょう。
介護リハビリセラピストは国家資格ではない
最初に理解しておきたいのは、介護リハビリセラピストが国家資格ではないという点です。
介護分野には、介護福祉士という国家資格があります。
リハビリテーション分野では、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが国家資格に該当します。
介護リハビリセラピストは、これらの国家資格とは位置づけが異なります。
資格を取得しても、理学療法士や作業療法士として働けるようになるわけではありません。また、医師の指示に基づく専門的なリハビリテーションを、国家資格者と同じ立場で提供できる資格でもありません。
「リハビリ」という名称が付いているため、国家資格と同じように感じる人もいるかもしれませんが、あくまで民間団体が認定する資格です。
そのため、資格取得の目的は、
「専門職として医療的なリハビリを行うため」
ではなく、
「高齢者への関わり方やケアの選択肢を増やすため」
と考えたほうがよいでしょう。
受講方法は通信講座と1日講座
介護リハビリセラピストには、通信講座と対面形式の1日講座があります。
通信講座
公式サイトでは、通信講座のWeb申込み価格として、税込2万9,800円が案内されています。認定試験料と送料も含まれています。通常受講料は税込4万円とされています。
通信講座は、自宅で自分のペースに合わせて学習したい人に向いています。
仕事や家事の都合で会場に行くことが難しい人でも取り組みやすいことがメリットです。
一方で、身体への触れ方や力加減などは、教材だけでは判断しにくい可能性があります。
施術技術を学ぶ場合には、動画やテキストを見るだけでなく、家族などの協力を得て実際に練習することも必要になるでしょう。
1日講座
1日講座は対面で実技を学ぶ形式です。
公式の申込みページでは、受講料は税込4万9,800円と案内されています。
1日講座では、必要な知識や技術を対面で学ぶため、認定試験が免除され、受講後に認定証が授与されます。
また、テキスト、実技DVD、アロマビタミンオイルなどが教材に含まれています。
対面で講師から学べるため、
- 実際の手の動きを確認したい
- 力加減を直接教えてもらいたい
- 分からない点をその場で質問したい
- 短期間で集中的に学びたい
という人には、1日講座のほうが向いている可能性があります。
ただし、開催場所や日程は限られるため、交通費や移動時間も含めて判断する必要があります。
※受講料、教材、開催場所、講座内容は変更される可能性があります。申込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
介護リハビリセラピストを取得するメリット
1.高齢者との関わり方の選択肢が増える
介護現場では、食事、入浴、排泄、移動などの直接的な介助だけでなく、利用者との関係づくりも重要です。
しかし、会話が続かなかったり、レクリエーションへの参加が難しかったりする利用者もいます。
そのようなときに、手や足へのケアなどを通じて関わる方法を知っていると、コミュニケーションの選択肢が増える可能性があります。
会話だけでは関係を築きにくい利用者に対しても、身体に触れるケアが交流のきっかけになることがあります。
もちろん、すべての利用者が身体に触れられることを好むわけではありません。
本人の意思を確認し、体調や既往歴、皮膚状態などに注意したうえで行うことが前提です。
2.通常の介護業務とは違う技術を学べる
介護職員初任者研修や介護福祉士の学習では、介助方法や認知症、制度、尊厳の保持など、介護業務に必要な内容を幅広く学びます。
一方で、アロマオイルを使用した施術や、手足への具体的なケアを詳しく学ぶ機会は、それほど多くありません。
介護リハビリセラピスト講座では、通常の介護資格とは異なる分野を学べるため、介護技術の引き出しを増やしたい人にはメリットがあります。
3.家族の介護にも活かせる可能性がある
受講を検討している人は、介護職員だけとは限りません。
自宅で親や配偶者を介護している家族が、身体に触れる際の基本的な考え方や、高齢者とのコミュニケーションを学ぶ目的で受講することも考えられます。
在宅介護では、家族が何をしてあげればよいか分からず、不安を感じることがあります。
資格取得そのものよりも、高齢者への接し方や、安全に配慮したケア方法を体系的に学ぶことに価値を感じる人もいるでしょう。
4.学習目標を作りやすい
独学で高齢者へのケアを学ぼうとしても、何から勉強すればよいか分からないことがあります。
講座としてカリキュラムが組まれていれば、必要な内容を順番に学びやすくなります。
また、認定資格の取得という目標があることで、学習を継続しやすくなる人もいます。
介護リハビリセラピストのデメリット・注意点
1.取得しても昇給が保証されるわけではない
介護リハビリセラピストは民間資格であり、介護報酬上の加算や人員配置基準に直接関係する資格ではありません。
そのため、資格を取得しても、勤務先から資格手当が支給されるとは限りません。
転職活動でも、介護福祉士、介護支援専門員、理学療法士などの資格と同じように評価されるとは限らないでしょう。
収入アップだけを目的に取得する場合は、費用に見合わない可能性があります。
取得前に勤務先へ、
- 資格手当の対象になるか
- 施設内で施術を実施できるか
- 学んだ内容を業務に取り入れられるか
を確認しておくと安心です。
2.資格を取っただけでは実践力が身につくとは限らない
施術は、教材を一度見たり、講座を一度受けたりしただけで、すぐに十分な技術が身につくとは限りません。
相手の身体に触れる以上、力加減や体調への配慮も必要です。
資格取得後も、教材を見直したり、練習を繰り返したりする必要があります。
特に通信講座の場合は、自己流にならないよう注意が必要です。
3.勤務先の許可なく実施できるとは限らない
資格を取得したとしても、介護施設で自由に施術してよいとは限りません。
施設には、事故防止、感染対策、皮膚トラブル、アレルギー、個人情報、医療行為との区別など、さまざまな管理上の責任があります。
利用者に行う場合は、少なくとも次の点を確認する必要があります。
- 施設管理者の許可
- 本人または家族の同意
- 看護職員などへの相談
- 皮膚状態や既往歴
- 使用するオイルの成分
- アレルギーの有無
- 事故発生時の対応
- 実施内容の記録方法
「資格を持っているから実施してよい」と自己判断せず、必ず勤務先のルールに従いましょう。
4.治療効果を保証する資格ではない
介護リハビリセラピストを取得したからといって、病気や痛みを治療できるわけではありません。
「認知症が改善する」「麻痺が治る」「拘縮がなくなる」などの効果を安易に説明することは避ける必要があります。
利用者に対しては、治療としてではなく、コミュニケーションやリラクゼーション、生活の楽しみにつながる関わりの一つとして考えるのが適切です。
体調に異変がある場合や、痛み、腫れ、皮膚トラブルなどが見られる場合は、施術を行うのではなく、医師や看護職員などの専門職へ相談しましょう。
介護リハビリセラピストが向いている人
介護リハビリセラピストは、次のような人に向いていると考えられます。
- 高齢者とのコミュニケーション方法を増やしたい人
- ハンドケアやアロマを使った施術に興味がある人
- 介護現場で通常とは違う関わりを取り入れたい人
- 家族介護に活かせる知識を学びたい人
- 高齢者向けの施術を基礎から学びたい人
- 資格よりも学習内容に価値を感じる人
介護職として働いている人の場合は、「資格を履歴書に書きたい」という目的だけではなく、「利用者への関わり方を増やしたい」という目的のほうが、講座内容を活かしやすいでしょう。
介護リハビリセラピストが向いていない人
一方で、次のような人は慎重に検討したほうがよいでしょう。
- 国家資格を取得したい人
- 資格取得だけで大幅な収入アップを期待している人
- 医療的なリハビリテーションを行いたい人
- 資格を取ればすぐに独立開業できると考えている人
- 勤務先で施術を行える見込みがない人
- アロマや身体に触れるケアに関心がない人
- 教材を使って継続的に練習する予定がない人
特に、就職や転職を有利にすることを最優先するなら、介護福祉士、介護支援専門員など、介護業界で広く評価されている資格を先に検討したほうがよい場合があります。
介護現場ではどのように活かせる?
介護リハビリセラピストの学習内容は、次のような場面で活かせる可能性があります。
利用者とのコミュニケーション
会話が苦手な利用者や、不安が強い利用者との関係づくりに活用できる可能性があります。
ただし、身体に触れられることが苦手な人もいるため、必ず本人の同意を得ることが必要です。
余暇活動やレクリエーション
施設の方針によっては、通常のレクリエーションとは異なる個別活動として取り入れられる可能性があります。
集団活動への参加が難しい利用者に、個別で関わる手段の一つになることも考えられます。
家族との交流支援
家族へ簡単な関わり方を伝えることで、面会時の交流につながる可能性もあります。
ただし、職員が家族に技術指導を行う場合は、施設の許可や説明内容の統一が必要です。
職員自身の学び
施術を実際の業務に取り入れられなかったとしても、高齢者の身体に触れる際の配慮や、コミュニケーションについて学ぶこと自体は、日常の介護にも役立つ可能性があります。
資格を取る前に確認したい5つのポイント
申込み前には、次の点を確認しておきましょう。
1.何のために取得するのか
「何となく資格が欲しい」だけでは、取得後に活用できない可能性があります。
利用者との関わりに使いたいのか、家族介護に使いたいのか、将来の活動につなげたいのかを明確にしましょう。
2.勤務先で活用できるか
介護施設で実践したい場合は、申込み前に上司や管理者へ相談することをおすすめします。
資格を取ってから「施設では実施できない」と分かることも考えられます。
3.通信講座と1日講座のどちらが合うか
費用を抑え、自分のペースで学びたい人には通信講座が向いています。
一方で、実際の手の動きや力加減を直接学びたい人には、対面の1日講座が向いている可能性があります。
4.取得後に練習できるか
施術技術は、資格を取得しただけでは定着しません。
家族などの協力を得て練習できるか、教材を繰り返し確認できるかも考えておきましょう。
5.費用に見合う目的があるか
資格手当や昇給につながらなくても、学習内容そのものに数万円を支払う価値を感じるかが判断基準になります。
「資格の知名度」だけではなく、「自分が身につけたい内容か」で判断しましょう。
介護リハビリセラピストは意味がない資格なのか?
介護リハビリセラピストが役に立つかどうかは、取得する人の目的によって変わります。
国家資格と同じ評価や、大幅な収入アップを期待する人にとっては、期待した結果につながらない可能性があります。
一方で、
- 高齢者との関わり方を増やしたい
- 手を使ったケアを学びたい
- アロマを使った高齢者向け施術に興味がある
- 家族介護に活かしたい
という人にとっては、学習のきっかけになるでしょう。
大切なのは、「資格を持っていること」だけを目的にしないことです。
学んだ内容を、誰に、どのような場面で、どのように活かすのかまで考えてから受講を決める必要があります。
まとめ
介護リハビリセラピストは、高齢者への施術方法やコミュニケーションについて学べる民間資格です。
国家資格ではないため、取得するだけで就職、昇給、独立が保証されるものではありません。
一方で、介護職や家族介護者が、高齢者との関わり方やケアの選択肢を増やす目的で学ぶのであれば、検討する価値があります。
向いているのは、資格の肩書だけでなく、講座で学ぶ内容そのものに関心がある人です。
申込みを検討する際は、
- 取得する目的
- 講座の内容
- 通信講座と1日講座の違い
- 取得後の活用方法
- 勤務先で実施できるか
- 費用に見合うか
を確認しましょう。
介護リハビリセラピストの詳しい講座内容、開催日程、現在の受講料については、公式サイトで確認できます。
【介護リハビリセラピストの講座内容を確認する】

※上記リンクはアフィリエイトリンクです。リンクを経由して申込みがあった場合、当サイトに報酬が発生することがあります。
※講座内容や受講料は変更される可能性があります。申込み前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。
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