【当てはまったら危険】すぐに転職したほうが良い施設の特徴5選

介護


こんにちは。hiroです。

  • 介護を始めたいけど、自分に合った施設わからない
  • 上司との折が合わない
  • 私の会社はブラックなのかな?
  • 転職したいけど、本当にして良いのか?
  • 転職して後悔しないかな?

なんて、施設選びに迷っていませんか?

 私は、18年間介護職をしてきて、現在も特別養護老人ホームにて現役介護士として働いています。過去に良い施設、悪い施設含めて複数の施設を見てきました。

 今回の記事を読むことによって、今すぐ転職したほうが良い施設はどのような特徴があるのかがわかります。

 私が18年間の介護経験から見えてきた、「良くない施設」には共通の特徴があり、今回はそのような施設の特徴を公開いたします。

 現在介護職をしているけど、転職したほうが良いのか、現状維持が良いのか迷っている方やこれから介護職に就こうと思っている方に向けて『すぐに転職したほうが良い施設』の特徴を5つご紹介します。

 転職を考えているという事は、あなたは誰よりも利用者様の事を考えて行動しているのだと思います。しかし、もし2つ以上当てはまるようでしたら、その施設ではあなたの力を発揮できないかもしれませんので転職をお勧めします。

 施設選びに失敗したくない方、介護を活き活きとやりたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

転職したほうが良い施設の特徴5選

1.施設が整理整頓されておらず、汚い

2.日中帯に派遣職員しかいない

3.職員ファーストになっている

4.上司が無能である

5.募集広告に『アットホーム』と記載がある

以上の5つになりますので、早速解説していきましょう。

1.施設が整理整頓されておらず汚い

「部屋が整っていない人は心が整っていない」と言われますが、まったくその通りだと感じます。

整理整頓されておらず、汚い施設」の例としていくつか挙げますと、

・物品が整理整頓されておらず、乱雑に置かれている
・物品の置き場所が決まっていない
・季節の掲示物が一年中貼りっぱなし、置きっぱなし
・壁にシミや汚れ、剥がれなどがあるが、放置されている など

 一流ホテルなどで、物が雑然とは置いてあるという事はあり得ない事です。

 そのように言うと、「介護施設は生活の場であり、ホテルとは違う。ある程度整理されていなくても仕方がない」という声が聞こえてきますが、介護施設には様々な業者や利用者様のご家族など外部の方が来るので、整理されていない状態を見たとき、印象は良いものではないと想像できます。

 整理整頓を意識する事は職員にとって良い事があります。それは「気づきが増えること」です。整理されている状態が普通であれば、整っていなければ目立ちますし、きれいにしないと不快に感じるようになります。

介護現場を例にすると、ある場所が汚れていても気にならないという事は、利用者様の衣服が汚れていても気にならない事と同じではないでしょうか。このことは現場で往々にして見られ、きれいな施設ほど、細かい点まで気づき、しっかりした教育がされていると言えます。そのため、入所を希望しているご家族や新しく介護を始める人にとって施設が整理されているか否かは施設を選ぶ上でとても重要な判断材料になります

もし、既に介護職として働いている方であれば、今の施設はどうか客観的に見てみることをお勧めします。そして、改善の余地があれば、整理整頓を積極的に提案してみるのも良いでしょう。

2、日中帯に派遣職員しかいない


 介護職員が不足している施設は多いですが、日中帯に正職員がおらず、派遣職員だけで回している施設も少なくないです。つまり、正職員は夜勤に回り、日中帯はパート職員や派遣職員しかいないという状況です。パート職員がいればまだ良いほうで、日中帯は派遣職員のみということも多々あり、このような施設はかなり危険な状況です。

私の過去の経験ですが、介護職員を採用するも、施設の考え方やケアの方法がその方に合わず、すぐに辞めてしまい、常に職員がいないという悪循環でした。日中帯に正職員がいない事で、問題が起きたときの責任問題や、何か判断が必要になったときに後回しになってしまいます。また、正職員の方々も夜勤ばかりで精神的にも肉体的にも疲労が溜まり、士気が下がっていくという状態でした。

 直ぐにやるべきことは、ケア方法を改善して、介護職員を採用することですが、根本的な問題の解決を行う姿勢が見られない為、人が定着しない状況は継続していました。

 介護職を希望する人は、利用者様に寄り添う介護をしたいと意欲をもって入社を希望していることでしょう。しかし、現実を見て落胆し、離職に繋がってしまう施設は、職員不足が継続してしまうと考えられます。すぐに辞めなくても、職員1人の負担が増えることで疲労が溜まり、結局辞めてしまうという流れになるので、このような施設はお勧めしません。

3、職員ファーストになっている


  介護施設の利用者様は、お客様でもあります。しかし、なぜか介護職員の中にはその意識が薄く、「面倒を見てやってる」という感覚で介護をしている職員もいます。その感覚がだんだんエスカレートしていくと虐待に繋がります。そこまで行かないまでも、業務が利用者様より職員の効率優先になっていることが多いです。

例えば、食事介助や排泄介助のスピードが速い、まだ食事中にも関わらず空いたお皿をどんどん下膳してしまう、口腔ケアを雑にやっている、などケアを速く終わらせること第一優先になっていて、ケアが早く終わらせることができる職員が良い職員という認識になっていたり、利用者様が何かを訴えていても「今は忙しいから」と業務を優先してしまったり。

 業務を速く終わらせることはとても大事です。なぜなら、介護施設は集団生活のため、1人に時間をかけることで他の利用者様を待たせることにならないようにサービスを平等に提供する必要があります。

ケアを終わらせる速さに優先度を置いている施設では、丁寧に仕事をしているにもかかわらず、スピードが遅いということで、マイナス評価を受けてしまう場合もあります。一番良いのは、「速くて丁寧」ですが、皆がそのようなパフォーマンスを出せる訳ではないので、各業務の適正時間を考えて、業務を組み立てる必要があります

 しかし、結局は上司の考え方によるため、上司が速さ優先の考えである場合は、良いケアをしたいと思っても、その施設では良い評価を受けるのは難しいかもしれません。

4、上司が無能である


 この記事の中で最も重要となる項目で、上司についてです。

施設のカラーは、良くも悪くも施設のトップの色に染まりますが、結論を言うと

残念な施設は、上司が無能であることが多い

このことは、実際に施設で働いてからでないとわからないですが、介護経験がある方であれば、すぐに見抜くことができると思います。

ここで過去に、私が出会った無能な上司の特徴をいくつか挙げたいと思います。

・好みの職員には、丁寧に対応するなど、人によって態度を変える
・全体を見えておらず、指示があいまいであったり、不適当である
・する事なかれ主義で、何も行動せず現状維持に努める
・介護事故など問題を隠す
・会議での決定事項を守らない
・口では良いことを言うが、行動しない
・人がいなくても職員配置の手配をしない 
・職員の教育をしない
・自ら学習をしていない
・メンバー職員からの報告、提案を聞き流す 

 上記の内容はごく一部ですが、このような特徴がある方が上司にいる施設は、うまく機能していない可能性があります。

 施設が良くなるかどうかの最大の要因は、職員を指導ができているかどうかとなります。指導をするには、何が良くて何がダメなのかを判断できる倫理観と、学習に学習を重ねてどんどん新しい知識を得ることが必要です。

過去に私が経験した虐待についての例を挙げますと、1人の介護職員が利用者様に対して高圧的な態度をとっていました。その様子を介護主任は目撃していたため、職員を指導をすることは当然の義務ですが、その時の介護主任は指導をせずに見過ごしていました。そのため、他の職員の発言内容も悪化していきました。

 人は慣れることで今いる環境に対応していきますが、一度悪い流れができると感覚がマヒしてしまい、業務がどんどん職員ファーストになって行きやすく、不適切ケアが横行するという結果になりかねません。そのため、その場での的確な指導が必要です。

また、上に立つ人には公平性が求められますが、人によって態度が変える上司には不信感が募り、周りからは足を引っ張られ、統率がとれず、施設全体がカオスの状態になってしまいます。

 無能な上司の問題は、一般的な会社でも起こりうる事例だと思いますが、介護業界では顕著にみられる傾向があります。なぜなら、介護業界では年齢が若くても役職を持てるケースが多く、未熟な状態で部下を持つ形になることがあるからだと考えられます。

 現在の上司を無能だと感じた場合は転職をおすすめしますが、今の施設が好きという方もいるでしょう。そういう場合は、2択になると思います。

1.ひたすら我慢する

2.淡々と結果を残して周りからの信頼を得て、最終的に昇進すること

 以前、テレビ放送されていた「踊る大捜査線」というドラマをご存じでしょうか?そのドラマの中で

「正しい事をしたければ、偉くなれ」

という有名なセリフがあります。言い得て妙。是非、後者を選んで良い施設にしていっていただきたいです。

5. 募集広告に『アットホーム』と記載がある

  募集広告をみて「アットホームな環境です」と記載されているのをご覧になったことがあるでしょうか?

もし、ご覧になったことある方はこの広告を見てどのように感じますか?

 昔の私は「アットホーム」という言葉に良い印象を持っていました。なぜなら、皆が仲良く、お互いの事を考えて働きやすい職場なのだろうと。

しかし、実際には

  • 排他的である
  • 仲の良さを強制される(例)飲み会がある際は出席を強制される
  • 既存の職員と気が合えば良いが、気が合わない場合は孤立してしまう

など、懸念点もあります。

そして、「アットホーム」の最大の汚点は、施設の売りが介護ではなく、アットホームという抽象的な内容になっていることです。介護施設は介護が売りでなければいけません。アットホームを売りにすること自体、職員ファーストになっていることになります。職員同士、仲が良いのはとても良いことですが、仲良しクラブになりかねません。

 ❚ まとめ

1.施設が整理整頓されておらず、汚い

整理整頓されておらず、汚い施設」の例としていくつか挙げますと、

・物品が整理整頓されておらず、乱雑に置かれている
・物品の置き場所が決まっていない
・季節の掲示物が一年中貼りっぱなし、置きっぱなし
・壁にシミや汚れ、剥がれなどがあるが、放置されている など

 一流ホテルなどで、物が雑然とは置いてあるという事はあり得ない事です。

 整理整頓を意識する事は「気づきが増えること」に繋がる。整理されている状態が普通であれば、整っていなければ目立ちますし、きれいにしないと不快に感じるようになる。

きれいな施設ほど、細かい点まで気づき、しっかりした教育がされていると言えるため、入所を希望しているご家族や新しく介護を始める人にとって施設が整理されているか否かは施設を選ぶ上でとても重要な判断材料になっている。

もし、既に介護職として働いている方であれば、今の施設はどうか客観的に見て、改善の余地があれば、整理整頓を積極的に提案してみるのも良い。

2.日中帯に派遣職員しかいない

 介護職員が不足して日中帯に正職員がおらず、派遣職員だけで回している施設も少なくない。つまり、正職員は夜勤に回り、日中帯はパート職員や派遣職員しかいないという状況です。このような施設はかなり危険な状況である。

正職員の方々も夜勤ばかりで精神的にも肉体的にも疲労が溜まり、士気が下がっていくという状態でした。

 直ぐにやるべきことは、ケア方法を改善して、介護職員を採用すること。

 このような施設では、介護職を希望する人は現実を見て落胆し、離職に繋がってしまう。すぐに辞めなくても、職員1人の負担が増えることで疲労が溜まり、結局辞めてしまうという流れになるので、このような施設はお勧めしない。

3.職員ファーストになっている

  介護施設の利用者様は、お客様でもある。しかし、介護職員の中には「面倒を見てやってる」という感覚で介護をしている職員もいる。その感覚がだんだんエスカレートしていくと虐待に繋がる場合がある。そこまで行かないまでも、業務が利用者様より職員の効率優先になっていることが多いです。

介護施設は集団生活のため、1人に時間をかけることで他の利用者様を待たせることにならないようにサービスを平等に提供する必要があるため、業務を速く終わらせることはとても大事である。

しかし、ケアを終わらせる速さに優先度を置いている施設では、丁寧に仕事をしているにもかかわらず、スピードが遅いということで、マイナス評価を受けてしまう場合もあり得る。一番良いのは、「速くて丁寧」だが、現実的ではないため、各業務の適正時間を考えて、業務を組み立てる必要がある。

4.上司が無能である

残念な施設は、上司が無能であることが多い

 施設が良くなるかどうかの最大の要因は、職員を指導ができているかどうかである。指導をするには、何が良くて何がダメなのかを判断できる倫理観と、学習に学習を重ねてどんどん新しい知識を得ることが必要。

 人は慣れることで今いる環境に対応していきますが、一度悪い流れができると感覚がマヒしてしまい、業務がどんどん職員ファーストになって行きやすく、不適切ケアが横行するという結果になりかねない。そのため、その場での的確な指導が必要となる。

そして、上に立つ人には公平性が求められる。人によって態度が変える上司には不信感が募り、周りからは足を引っ張られ、統率がとれず、施設全体がカオスの状態になってしまう。

 無能な上司の問題は、介護業界では顕著にみられる傾向がある。なぜなら、介護業界では年齢が若くても役職を持てるケースが多く、未熟な状態で部下を持つ形になることがあるからだと考えられる。

 現在の上司を無能だと感じた場合は

淡々と結果を残して周りからの信頼を得て、最終的に昇進することを目標にしてほしい。

 

「正しい事をしたければ、偉くなれ」



5.募集広告に『アットホーム』と記載がある

募集広告に「アットホームな環境です」と記載されている際、疑ってみる必要がある。実際には

  • 排他的
  • 仲の良さを強制される(例)飲み会がある際は出席を強制される
  • 既存の職員と気が合えば良いが、気が合わない場合は孤立してしまう

などイメージとは違う場合が多い。

 施設の売りが介護ではなく、アットホームという抽象的な内容になっていることが最大の汚点。介護施設は介護が売りでなければいけないが、アットホームを売りにすること自体、職員ファーストになっていることになる。

 以上、『すぐに転職したほうが良い施設の特徴5選』を解説いたしました。

 現在、介護施設の数は急増しており、どの施設でも職員の取り合いになっています。そのため、入社を希望している方が就職に困ることは、よっぼどのことが無い限りはないと思います。入るのは容易ですが、入ってみないとわからない部分は多く、入社してから「思っていたのとは違う」、と転職を繰り返すのでは時間と労力の無駄になります。
施設選びを後悔しないためにも、上記のポイントを参考にしてみてください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

また、次回をお楽しみに。

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