【知って得する】介護の新しい3Kを解説します!

think positive! 介護


こんにちは、hiroです。

  • 介護職に興味はあるけど、介護は3Kの仕事って聞くから抵抗があって踏み出せない
  • 介護は最近、「結婚できない」が追加されて、4Kって言われるらしい
  • 介護は3Kと言われるのに給料が安い

など、介護の悪い噂を聞いたことありませんか?

介護は3Kではない

と胸を張って言えないのが正直なところですが、最近では以前に比べると、環境はだいぶ改善されてきています。

例えば、給与は平均に近づいてきていますし、介護ロボットの導入や記録のICT化など仕事の効率化も進んでいます。

介護職の給与の推移はこちらをご覧ください。

私は、18年間介護に関わっており、有料老人ホーム、特別養護老人ホームなど複数の施設を見てきました。そして、介護業界の変化も、身をもって体験してきました。

そこで今回の記事では、介護の新しい3Kについて解説いたします。

この記事を読むことで、介護は「きつい」「汚い」「危険」という印象を解消することができるかもしれません。

是非、最後までご覧ください。

❚ 介護の新しい3Kとは「感謝される」「工夫できる」「健康になる」

3Kと言えば、

「きつい」「汚い」「危険」

の頭文字を取って3Kと呼ばれていました。

そして、介護の新しい3Kとは、


「感謝される」「工夫できる」「健康になる」


で3Kです。

新しい3Kは、三好春樹さんのお言葉です。

三好春樹

★1950 年、広島県生まれ。特別養護老人ホームの生活指導員として勤務後、理学療法士となる。1985年に「生活とリハビリ研究所」を設立。現在年間180回を超 える講演と実技指導で、現場に絶大な支持を得ている介護分野の第一人者。介護、看護、リハビリのみならず、医療や心理、思想領域にまで大きな影響を与えて いる。血液型はA型。

★主な著書に 『関係障害論』『認知症介護』(雲母書房)『じいさん・ばあさんの愛しかた』(法研)『なぜ、男は老いに弱いのか』(講談社文庫)など。『完全図解新しい 介護』(講談社)は、介護職から一般家庭まで爆発的な売れ行きを続けている。『実用介護事典』(講談社)は介護知識の決定版。

引用元:リハ研 Rihaken http://rihaken.org/

私が、介護を始めた頃、初めて購入した介護本が三好春樹さんの

「完全図解 新しい介護」

という本でした。

本の内容に感動し、三好さんの情報を見ていたら、セミナーを実施していることを知り、参加した時に聞いた内容でした。

当時、介護を始めたばかりでとても新鮮な内容でしたが、今でも不思議と記憶残っています。

では、早速1つずつ解説いたします。

≪感謝される≫

感謝

介護は、対人援助の仕事です。つまり、相手ができないところをお手伝いする仕事のため、介護をすると、利用者様から「ありがとう」と感謝の言葉を頂けます。

そんなことかと思う方もいらっしゃると思いますが、以前、テレビで会社をリストラされ、介護の世界に入って良かったことは何か?と質問されて、以下のように話されていました。


『我々、介護をする側にとっては本当に小さなことでも「ありがとう」と言って頂けること、そのことで、とても嬉しい気持ちになり、やりがいにもなっている』


人から感謝されることは介護職員側のメンタル安定につながり、感謝を伝えた利用者様側にも、幸せホルモンの分泌が活発になるという研究もあるため、双方にとってwinwinの関係になることができます。

しかし、世の中には、サービスを提供しても何も言わずに去ってしまう人や「自分はお客様なんだ」という態度を取る方がいて、介護現場でもそのような方はいらっしゃいます。例えば、排泄介助した際、状態をお聞きしても返答がなかったり、職員に罵声を浴びせたりと様々です。もちろん、サービスの質が低かった場合は不快に感じさせてしまったことで怒られても仕方ありませんが、通常の介護を提供していても、心無い対応をされる場合があります。

私の経験談ですが、ある認知症の方に介護をするといつもは「ありがとう」と言って頂けるのに、ある時は「何をするんだ」と怒ってしまう時がありました。そういう方への対応として、利用者様の性格や過去の生活歴をみたり、話を聞いたりしてその方を理解する事が解決策の1つです。後日、その方の過去の情報を見ていると、昔から感情の起伏が激しい性格であるという事がわかりました。初めはびっくりしますが、その方を理解していくうちに、だんだんとそのギャップが面白いと感じるようになり、結果的に苦ではなくなりました。

通常の介護サービスを提供しても、不快に感じてしまう利用者様がいて、介護職員が苦手意識を持ってしまうことがあります。「いつもと同じことをしているのに何で?」と自信を無くし、離職に繋がる場合がありますので、そのようなときは施設全体で対象の利用者様を理解し、対策を立てることが大切になってきます。

話が少し反れてしまいましたが、介護をすると、どんな小さなことでも利用者様から「ありがとう」と感謝の言葉を頂けることが多いです。感謝の言葉は言われる側も、伝える側も幸せな気持ちになり、精神の安定にもなります。是非、現場で体感していただきたいですね。

≪工夫できる≫

工夫

工夫の大切さは、介護以外でも必要になってくる事柄です。タイムマネジメント、仕事と家庭の両立など、工夫をしないとうまくいかないことは多くあります。

問題を確認して、対策を熟考し、やり方を工夫してうまくいったときは、単純にとても嬉しく感じますよね。介護も同じで、少ない人数で効率が良い職員配置を考えたり、外傷事故が起きたときに事故予防策として危険な場所を保護することや、配置を考えるなどして工夫することにより問題を解決できます。

そして、私がここ数年で一番衝撃を受けた工夫を見たので、ご紹介したいと思います。訪問介護をやっていたとき、褥瘡予防のクッションを自作していたという内容です。具体的にはオムツの中に入っているポリマーを出し、あえて水分を含ませます。そうすると、ポリマーが膨張してブヨブヨ状態になります。次に膨張したポリマーが漏れないように厚手のビニール袋に入れて、タオルで巻いたら完成です。それを足首や腰などにクッションとして使用していました。専用のクッションはとても高価なのですが、少しの工夫によって費用も掛からず、複数個作ることも可能です。訪問介護は、利用者様の自宅に訪問し、限られた資源の中で安全な介護や事故防止をしなくてはいけません。そのため、どれだけ工夫できるかが良い介護へ繋がります。

私自身は頭が固いため、突飛なアイデアを考えることは苦手ですが、今までの経験を活かして問題を解決してきました。もちろん、うまくいかなかったこともありますが、何事もやってみないわからないので、どんどん小さく試すことが大切になってきます。

≪健康になる≫

健康


仕事には、「ワーク」と「ビジネス」がありますが、介護は「ワーク」です。もちろん、頭で考える必要がありますが、肉体労働であることは変わりはないと思います。つまり、介護は体が資本、そして健康第一です。

一般的に、健康維持のためには「質の良い睡眠」「栄養バランスが取れた食事」「適度な運動」が必須とされ、スポーツジムに通う方もいらっしゃると思います。しかし、介護をすること自体が筋トレに近い動きをしています

例えば、移乗介助をする時、腰を下ろしますが、これは立派なスクワットです。そして、車いす上で利用者様がずれ落ちがしているときに座り直しをしますが、これは腕のトレーニング。そして、介護職は仕事している間は常に歩いています。私は、仕事中に、万歩計をポケットに入れて終日過ごしたことがありました。1日が終わってみると、1万歩近く歩いていました。そのまま一週間続けてみたところ、すべての日で1万歩近い数字が確認できました。

下肢筋肉の衰え、つまり、けなくなると一気にADLが低下し、認知症状が進んでしまった事例をたくさん見てきました。特に入院して戻ってくると、今まで歩けていた人が歩けなくなるケースが本当に多いです。それだけ、下肢の筋肉は重要であると言えます。

私自身は趣味で筋トレをするため、介護の動きが筋トレに似ていることがよくわかります。特に下肢の筋肉は、代謝にも関係し、スクワットはダイエットにも効果的という事も言われています

と言うことで、介護をすることは健康体へつながるので、介護職をお勧めいたします。

ただ、一つ気を付けたいことがあります。

それは夜勤をする方の夜食です。夜勤は精神的にも体力的にも負荷が大きいため、どうしても何かを食べてしまう方が多いと思います。適度であれば問題ないと思いますが、夜勤のストレスから過度な夜食は肥満に繋がり、肥満は色々な病気に繋がるので、そのことを頭の片隅に入れておくと良いかもしれません。

❚ まとめ

≪感謝される≫


介護は、相手ができないところをお手伝いする対人援助の仕事です。

世の中には、サービスを提供しても何も言わずに去ってしまう人がいる中、感謝の言葉を言ってもらえることはとても気持ち良いものです。介護のやりがいの一つになっている。


しかし、通常の介護サービスを提供しても、不快に感じてしまう方もいらっしゃり、そういう方へ苦手意識を持ってしまう介護職員もいらっしゃいます。そういう場合、その方の性格や過去の生活歴をみたり、話を聞いたりしてその方を理解する事が解決策の1つです。

人から感謝されることは介護職員側のメンタル安定につながり、感謝を伝えた利用者様側にも幸せホルモンの分泌が活発になるという研究もあるため、双方にとってウィンウィンの関係になることができます。

≪工夫できる≫


工夫の大切さは、介護現場以外の場面でも必要になってくる事柄です。

問題が発生したら熟考し、やり方を工夫してうまくいったときは単純にとても嬉しく感じますよね。

介護も同じで、工夫することで問題を解決することができます。そして、ここ数年で私が一番衝撃を受けた工夫は、訪問介護をやっていたとき、褥瘡予防のクッションを自作していたという内容です。専用のクッションはとても高価だが、少し工夫することによって費用も掛からず、複数個作ることだってできます。

何事もやってみないわからないので、どんどん試すことが大事です。

≪健康になる≫


仕事には、「ワーク」と「ビジネス」がありますが、介護は「ワーク」です。もちろん、頭で考える必要がありますが、肉体労働であることは変わりはないと思います。つまり、介護は体が資本なので、健康第一です。

健康維持のためには、「質の良い睡眠」「栄養バランスが取れた食事」「適度な運動」が必須とされ、スポーツジムに通う方もいらっしゃると思います。しかし、介護をすること自体が筋トレに近い動きをしています。

例えば、移乗介助をする時、腰を下ろすと思いますが、これは立派なスクワットになるなど。そして、介護職は仕事している間は常に歩いていて、万歩計で一週間測定すると、ほとんどの日で1日1万歩近く歩いていることが分かった。

歩けなくなると一気にADLが低下し、認知症状が進んでしまった方をたくさん見てきました。特に入院して戻ってくると、今まで歩けていた人が歩けなくなるケースが本当に多いです。それだけ、下肢の筋肉は重要であると言えます。

特に下肢の筋肉は、代謝にも関係し、スクワットはダイエットにも効果的という事も言われています。介護をすることは健康体へ繋がるので、介護職を是非勧めたい。

ただ、一つ気を付けたいことがあり、夜勤中の過度な夜食は肥満に繋がり、肥満は色々な病気につながるので、少し注意が必要です。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
介護の新しい3Kを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
これは考え方次第ということでもありますが、同じ仕事をするなら、ポジティブに考えたいですよね。是非今後の参考になさってください。


今回の記事の感想などをいただけるととても嬉しいです。
では、また次回をお楽しみに。

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