初めまして。
hiroと申します。
私は、18年間介護職をしており、その経験を活かし、未来の介護士に向けて知識の共有や、教科書には載っていない事柄や事象の紹介、そして、介護現場でよくあることを解説するなど、介護にまつわる情報発信を目的に、『介護しよ.blog』で投稿して行きます。その他、介護職をしていて日常的に感じること、副業でやっている投資の話や趣味についても、時々投稿して行くつもりです。
自己紹介
私は有料老人ホーム、特別養護老人ホームをそれぞれ複数の施設経験したあと、訪問介護も経験して、現在は特別養護老人ホームで介護職として勤務しております。介護歴は18年で、資格は介護福祉士を持っております。
介護を始めたきっかけは、学生時代に単位取得のために特別養護老人ホームに研修に行った際、認知症の方と接しているうちに『なんか面白そうだな』と思ったことです。研修初日は全く介護には興味がい状態でしたが、最終日には『介護職をやっても良いかもな』と思うようになって言いました。
当時は、
大学を卒業したら海外留学をする!
と決めていたので、
貯金を目的に介護職をやってみて、ダメだったら直ぐに辞めよう
という軽い気持ちで思っておりました。
途中で何度も、辞めよう!と思ったこともありましたが、介護を辞めることなく、結局、10年以上の月日が経っていました。
介護を辞めようと思ったときのエピソードを1つお話すると、
夜勤中に寝てくれない認知症の方がいました。夜勤中は色々雑用があり、何かと忙しいのですが、認知症の方が動き回ってしまう事で雑用の仕事が止まってしまうことが頻繁にあり、さすがにイライラしていました。そのときは、
自分は留学するつもりだったのに、何をやってるんだろう!!
そうだ、夜勤が終わったら施設長に「来月で辞めます」って言おう!
と思ってました。
しかし、夜勤が終わって解放された気分になると、
まぁ、いいか。退職届は、またの機会にするか
という気持ちになり、この繰り返しで今に至ります。
長く続くという事は、意外と自分に合っていたのですかね(笑)
そのうち仕事が面白く感じてきて、おかげさまで昇進し、部下を持つようになりました。
しかし、その後燃え尽きてしまい、今は一般介護職として勤務をしております。
趣味は、
- 筋トレ
- 読書
- プログラミング(最近興味があり、勉強してます)
- 投資(FXや投資信託)
などなど。
『介護しよ.blog』を始めるきっかけは、知識や情報を過去の自分へ伝えるため。
介護職に就き18年が経ちますが、介護を始めた当時は当たり前に行われていたことが今はNGになっています。
例えば、
・利用者様が車いすを自操できないようにハンドルを手すりにひっかける
・徘徊が多い認知症の方に、精神薬を過剰に服用する。
・痰吸引を無資格の介護職が行う。
など。
今、思うとすごい時代でしたが、当時は何の疑問も持たずにやっていました。
また、介護備品の呼び名も変わっていますね。
例えば、
・車いすのフットレスト → フットサポート
・車いすのアームレスト → アームサポート
・ベッド柵 → サイドレール
・体位交換 → 体位変換
等。
世の中がどんどん変化しているように介護業界も変化し続けています。そのため、自ら学習をしないと遅れていき、勉強不足だなと思う日々でした。
現在でも疑問が沸いた際は、調べたり、身近な人に質問して解決を心掛けていますが、そこでふと思いました。
・昔の自分だったら今の知識を教えて欲しいのではないか
・介護初心者であれば知りたいのではないか
・介護経験者でも今知っている情報や知識を知りたい人がいるのではないか
情報発信をしようと思ったのは、上記の疑問がきっかけになりました。
介護業界の現状
介護業界は、昔から慢性的な人手不足が続いており、現在もなかなか改善されていないのが現状です。
そして、そのあおりを受けるのは、
利用者様(有料老人ホームではお客様)
です。
私が過去に、所属していた施設での事ですが、
・良い介護をしたいけど、余裕がないから流れ作業になってしまう。
・業務に追われ、利用者様に傷ができてしまった。
・人がいないから、排泄をカットする
等々、不適切ケアをしないと業務が回らないというのが現状でした。
『人がいない』は言い訳に過ぎず、少ない人員でもうまくやる方法を考える
というのが、あるべき考え方ですが、
人がいないから雑でも仕方ない
と妥協した考え方を持つ職員がいるのも現実ではないでしょうか?事実、そういった考えの同僚がいました。
その結果、
ひどい介護が耐えられない
と言って退職する職員もいて、人手不足が解消せず、悪循環になっています。
完璧な施設はありえませんが、理想に近づくように努力は必要だと感じます。
自分を振り返って思う事は、根拠まで伝えられるように学習すること
昔の自分は明らかに勉強不足でした。役職があった時代に部下に指示するときも自分の経験則や理想を言っていただけで、
- なぜそうするの?
- その根拠は?
- それをどうやるの?
と質問を返されても、明確な回答はできない場面がありました。当時は、自分が指示したことをやっていればうまくいく、と傲慢な考えでした。
その反省が今に生きていて、大事なことは、
と理解するようになりました。
最後に
『介護しよ.blog』では私自身の過去の経験や反省から得られた気づき、学習によって得られた知識などを発信していきます。新しく介護現場に来ても、忙しさからしっかりと教育を受けられないで辞めていく人や、教育が不十分であったために不適切ケアを当たり前のように行っている職員など様々です。
介護職は、向き不向きがある仕事ですが、一人でも介護に興味を持っていただけるように情報を発信していきたいと思います。
また、自己紹介でも触れましたが、私は趣味をいくつも持っているので機会がありましたら、少し脱線した内容になるかもしれませんが、おススメ本や筋トレ、投資についても投稿したいと思います。
その際は、楽しんでチェックして頂けると嬉しいです。