特養の個室と多床室、料金差はいくら?費用の違いをわかりやすく解説

介護

※今回は従来型の特養を想定しています

個室と多床室の費用はどのくらい違う?

A施設の場合は、300円

B施設の場合は、500円

C施設の場合は、600円

と施設によって多少異なっていますが、上に金額だけを見て、


え?そんなに安いの?

と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、実はこの金額は、一日単位の金額です。

これが30日分、31日分となると、負担は大きく違ってきます。

特養の個室は人気がありますが、戸数が少ないのが現状です。

一般的に、特養に申し込んでもすぐに入所できることはほとんどないと思っても良いでしょう。

入所要件に”個室のみ希望”となると、更に入所の難易度が上がります。

個室の一番の魅力と言えば、プライベートスペースが持てる事。

費用面で、多床室を希望される方が多いですが、できれば個室をお願いしたい。とお話される家族も少なくはないです。

今回は、個室の魅力と、費用面で多床室とどのくらいの金額差があるのかを解説したいと思います。

特養へ入所した際、結局どのくらい費用がかかるの?を詳しく解説しています
こちらから👇

個室は、”お部屋代が高い”は本当か?

ここで改めて、個室ついて確認したいと思います。

個室のメリット


①プライベート空間が持てる
②夜間帯静かに眠れる
③お部屋にトイレと洗面所がある

個室のデメリット

①一人になって、こもりがちになる
②一人になって、さみしさを感じる事もある
③費用負担が増える

個室と多床室の大きな違いと言えば、”お部屋代が高くなる事”、そして”居室内に洗面台とトイレが設置されている事”です。

多床室へ入所の方が、トイレに行く際は、共用トイレを使用する形になります。そして、個室のトイレが空いている状況でも、個室のトイレを使用する事はできません。

トイレは、プライベート空間であり、なおかつ、とてもデリケートな事ですので、お部屋内にトイレがある事は大きなメリットとなるでしょう。

そして、多床室利用者の場合、共用トイレで食後のトイレ渋滞に巻き込まれてしまい、スッキリできない、とおっしゃる方もいます。

また、感染症が流行っている時でも個室トイレが使用

できる事は感染症予防にもなる為、大きな利点と言えます。

認知症の方は多床室が良い?

入所受付の際に

”個室と多床室のどちらを希望されますか?” と確認します。

家族の方からは「母(父)は認知症があり、個室はあまり意味がないと思うので多床室を希望します」とお話しを聞くことがあります。

しかし、実際は認知症の方であっても周りの環境が騒がしいと、その影響を受けて行動が落ち着かなくなる方もいらっしゃいます。

そのような事から認知症の方であっても個室が有効な場合もあります。

個室を安く利用できる方法があるの?

先に”個室はお部屋代が高い事がデメリットである”と、申し上げましたが、個室代を安く利用できる方法があります。

それは、負担限度認定を受ける事です。

負担限度認定を受けると、特養で発生する食費居住費の負担が軽減されます。その方の認定段階にもよりますが、多床室と同等の費用で個室を利用できることもあるので、一度確認をしてみる事をおすすめします。

ただ、特養個室の費用は、病院の差額ベッド代ほど高額ではありません。冒頭でもあげましたが、概ね一日300円~600円(施設にもより異なる)の違いであり、費用の差を高いと感じるか低いと感じるかは人それぞれです。

特養での生活は、短期ではなく長期になる為、個室を利用する事でストレス軽減になるなら、安いと言えるかもしれません。

負担限度認定については👇の記事で詳しく解説しています

多床室について

多床室にだって、良い点はたくさんありますよ

多床室のメリット

①お部屋代が安い
②さみしさが軽減する
③職員の訪室回数が多い

多床室のデメリット

①プライベート空間が少ない
②周りの音が気になる
③一人になれない


多床室のメリットは何といっても、お部屋代が安いという事。毎日発生する事ですので、負担が少ないに越したことはありません。

 そして、意外に思われる方もいると思いますが、”多床室のほうがさみしくない”という声も意外と聞かれます。

多床室ですと、どうしても自分以外の音(雑音)がある生活になってしまいますが、その音がある事によって”一人ではないんだ”と安心感をもたれる方もいらっしゃいます。

実際にあったケースですが、個室を希望されて入所した後、”静かすぎて寂しい”、と言って多床室へ移られた方がいらっしゃいました。

そういう事を考えると、お金だけの問題ではないんだと感じます。

しかし、現実は「隣の人のテレビがうるさい」「(夜間に)隣の人のいびきがうるさくて眠れない。なんとかしてくれ」などと、クレームが出ている事も事実です。

雑音はデメリットでもあり、メリットでもあるという、複雑なお話でした。

多床室から個室へ移動は可能なの?

個室希望で、まずは多床室からスタートする事は可能です。

個室から多床室へ移動も可能です。

どうしても個室が良いとおっしゃる方がたまにいらっしゃいますが、そういう方にはユニット型の特養もお勧めしております。

ユニット型特養はすべて個室となっていますが、従来型の個室よりお部屋代が割高になります。

その為、経済的に余裕がない、と言う方は、まず多床室で特養に入所して、個室へ移動する形が現実的な方法かもしれません。

まとめ

今回は、個室の魅力と多床室とのお部屋代の差について解説してきました。

冒頭でもありましたが、特養の個室は部屋数が少ないため、入りたくても入れないのが現状だと思います。

個室は、プライベート空間を大切にでき、トイレや洗面台も自分専用として使用できることが魅力的と言えますが、一方で特養を利用される高齢者にとっては、あまり関係がない場合もあります。

特養への入所を希望される方には、まず入所できる事が大切ですので、個室を希望しつつも多床室でまず入所を進める事が大切になってきます。

関連記事

家計にやさしい介護の制度解説|社会福祉法人等利用者負担軽減制度(社福減免)とは | 介護しよ.net

高額介護サービス費とは?しくみ・対象・もらえる金額まで解説 | 介護しよ.net

介護施設の入所に家族は来なくなった?理由は社会の変化と施設増加 | 介護しよ.net

○介護情報誌『おはよう21』~1冊から購入できますが、定期購読がおすすめです~
  • 最新号が毎月届くので買い忘れなし
  • 継続的に学びが積み重なり、スキルアップにつながる

定期購読の詳細はこちら(公式サイト)

〇noteを始めました。

noteでは介護に留まらず、私が普段思う事や、趣味など自由な内容を記事にしていきます。
こちらから!👉hiro|note

〇 介護しよ.netの公式LINEを解説いたしました。

介護歴20年のhiroが、介護とお金のギモンに家族目線で答えます。

⇒無料特典を受け取る

友だち追加

コメント

タイトルとURLをコピーしました