こんにちは、hiroです。
今回は、特養に入りやすい人の条件や優先度が高くなりやすい条件に付いて解説していきます。
特養へ入所申し込みをした後、緊急度を点数化して順位付けすることによって公平性を保っています。入所するためには、原則として点数が上位である必要があります。そこで、
- 点数化って、どういう項目があるの?
- 点数が高い人ってどういう条件?
- 点数が低かったら入所は難しい?
と言う声について、解説して行きたいと思います。
先に結論。
特養へ入所しやすい条件、または優先度が高くなりやすい条件とは、
①要介護5である
②医療行為がある
③認知症でBPSD(行動・心理症状)がある
④身寄りがない
⑤自宅が介護に適したつくりになっていない
こちらの条件に多く当てはまる人ほど、点数は高くなり、入所順位も高くなる傾向があります。つまり、入所しやすくなるという事。
②の医療行為とは、バルーンカテーテルや胃ろう、そしてインスリン注射などが含まれます。
しかし、医療依存度が高すぎる方は逆に、入所が見送られる場合があります。
例えば、施設にすでに医療依存が高い方が複数人入所されている中で、医療依存度が多い方が申し込まれた場合や、胃ろうの方で既に胃ろうの方が複数人入所されている場合などは点数が高かったとしても、入所が見送られる場合があります。つまり、他の利用者とのバランスであったり、施設の体制が整っているか否かが受け入れの可否に影響する場合があります。
そもそも点数化って
特養へ申し込み動機は様々ですが、”在宅介護が継続できない状況がある”事は共通事項ではないでしょうか。
介護者、家族が、”今が一番大変”と感じても、もっと大変な状況にいる方もいらっしゃいます。他の方の状況に比べたら、まだ緊急度は低いという場合もあるかもしれません。
申し込みをされるほとんどの方が、”今の状態は緊急度が高い、緊急事態”と言う思いで特養への申し込みをされていると言えると思います。
そういう中で、入所判断が、主観的にならないように、個々の状況を数字に表すことで、誰もが納得できる形を取る為に点数化を導入している地域が多いです。
点数化の項目は?
点数化するうえで、項目や内容は地域によって異なる可能性があります。そこで、今回は項目の一例を明示したいと思います。
【点数化の項目の一例】
①要介護度(要介護3・要介護4・要介護5)はいくつか?
②介護者の状況(在宅介護が難しい理由のような内容)=どのような理由で在宅介護が難しいのか?
③市内在住者であるか(市外の方の申し込みも可能ですが、点数がつかない為、不利になる場合も)
④認知症のBPSDがあるか?
⑤医療的行為や処置があるか?
⑥住居環境が介護に適していないか?⇒車いす生活だが、家が狭いなど
⑦介護保険サービスを利用しても在宅介護が厳しいか?
上記の内容に当てはまる項目が多いほど点数は高くなっていきますが、要介護5だから必ず点数が高いというわけではないこともあります。
例えば、要介護5であっても、認知症のBPSDがなく、医療行為もない、そして、市外在住となると、点数的には低くなってしまいます。
そして、家族構成や介護者の状況なども加味されるため、点数がすべてと言うわけではないので、その点は安心していただければと思います。
特養に申し込みしなくても入所できる方法があるって本当?
特養へ入所するには、原則申し込みをしていただく必要があります。
しかし、申し込みをしなくても例外的に入所できる場合もあります。
それは、病院から特養へ直接入所する場合です。
時々、近隣病院から特養へ直接入所の依頼があります。
『病気やけがで入院になり、今は退院を迫られているけど、介護が必要で自宅に戻ることはできない。家族も介護ができる状態でなく、行き先を探している。受け入れてもらえないか?』という状況です。
病院から依頼があるケースでは、退院後の面倒を見てくれる方がいなかったり、老々介護であったりするケースが多く、状況を点数化すると比較的高い点数が出ることがあります。
入院中に介護認定をすると、実際は要介護3であっても、要介護5と認定されることも少なくありせん。そのような理由から、申し込みをされていない方でも特養入所へ繋がるケースがあります。
点数化は全国共通なの?
「点数化そのものが全国一律で決まっている」わけではありません。
全国で共通なのは、入所の必要性が高い人を優先し、透明・公平に運用するという考え方です。
厚労省通知でも、関係自治体と関係団体が協議して地域の指針を共同作成し、その中に「入所の必要性の高さを判断する基準」や「その基準を当てはめて入所を決定する手続き」を盛り込むよう示されていますが、全国共通の単一の点数表までは定めていません。厚生労働省
その点数化も地域ごとに作られた仕組みです。大阪府は独自の「入所選考指針」と「標準様式2 入所選考調査票」を示しており、埼玉県も県の「優先入所指針」に基づいて順番を決め、要介護度が高いほど評価基準の点数が高くなると案内しています。つまり、点数化は広く使われているが、配点や評価項目は地域指針ベースです。
”入所の必要性が高い人を優先し、透明・公平に運用する”ことは大切ですが、先にあげた通りで、申し込みをされる方は、緊急性が高い、緊急事態だという状況だと思います。その為、点数化する事で客観的に状況を把握する必要があります。
まとめ
今回は、特養に入りやすい人の条件や優先度が高くなりやすい条件に付いて解説してきました。
おそらく、冒頭にあげた項目すべてに当てはまる方は多くはないかもしれません。
私自身は満点の方と、お会いしたことはありません。
実際は、多くの方が同じ点数になります。しかし、点数だけではご本人の様子がわからないため、施設職員が直接本人や施設の方、そして家族の方にお会いして、様子をお聞きします。
点数化は、客観的に状況を判断する指標であり、最終的には家族の状況や、すでに施設に利用者されている方とのバランスを鑑みて、総合的な判断で入所を決めていきます。
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