こんにちは、hiroです。
今日は、おすすめ本を2冊ご紹介したいと思います。
介護の仕事をしていると、「これからの日本はどう変わっていくのか?」「自分たちの働き方はどうなるのか?」と、将来への不安や疑問を抱く瞬間が必ずあります。制度は変わり続け、現場の負担は増え、家族の悩みも複雑になっている。
そんな変化の波の中で、自分の軸を整えるうえで、良書との出会いは大きな助けになります。
今回は、私が実際に読んで心を揺さぶられ、仕事の向き合い方まで変わった2冊をご紹介します。未来の介護・医療のヒントをつかみたい方に、ぜひ手に取ってほしい本です。
介護事業経営 2040年問題を乗り越える 島田雄宇
アマゾンで購入の方はコチラから👉介護事業経営 2040年問題を乗り越える 島田雄宇
著者の島田雄宇さんは、兵庫県・淡路島で介護サービス会社を立ち上げた経営者です。本書では、2025年問題の先、2040年に向けて介護業界がどのように変化していくのか、そして事業者はどう行動していくべきかを、非常にわかりやすく整理しています。
印象に残ったのは、著者が「介護事業の経営は“情熱”ではなく“経営マインド”が大切」と語っている点です。これは私自身にとって耳の痛い言葉でした。長年、私も“良い介護をすれば経営はうまくいく”と信じていましたが、現場の経験を重ねるうちに“それだけでは足りないのかもしれない”と薄々感じていたところでした。
この本を読んで、その疑問に輪郭が与えられ、深い納得感を得ることができました。今では、私にとってバイブルの一冊です。
看護の時代 看護が変わる 医療が変わる 日野原 重明 (著), 川島 みどり (著), 石飛 幸三 (著)
アマゾンで購入の方はコチラから👉看護の時代 看護が変わる 医療が変わる
日野原 重明 (著), 川島 みどり (著), 石飛 幸三 (著)
この本は、看護界の重鎮3人による共同著書で、前半は3人の対談、後半はそれぞれの経験と思想をまとめた構成になっています。語り口が柔らかく、とても読みやすい内容です。
テーマは看護寄りではありますが、介護職として読んでも強く印象に残る部分があります。
特に、石飛幸三さんの「胃ろう造設への疑問」の章は、私にとって衝撃でした。
私の現場経験では、以前は“経口が難しくなったら胃ろうへ”というケースが多かったように思います。近年は看取りケアへ自然に移行するケースも増えていますが、医師自身が胃ろうに疑問を投げかけている姿勢は良い意味でショッキングでした。
なぜ胃ろうに疑問を持つに至ったのか、その背景が丁寧に語られており、「生き方」「最期の迎え方」「医療と介護の役割」を深く考えさせられる一冊です。
最後に
どちらの本にも共通しているのは、「現場の働き方」ではなく、「社会全体をどう支えるか」という視点で物事を見ていることです。
忙しい毎日の中で視野が狭くなりがちな私たちに、未来を見る目線をくれる一冊でした。
介護や看護の世界は、これからさらに大きく変わっていきます。
その変化に流されるのではなく、自分の頭で考え、行動し続けるための“軸”を持つことが大切です。
もし今、将来に不安を感じていたり、仕事の方向性に迷っているなら、今回紹介した2冊は大きなヒントになるはずです。
〇関連記事
✔介護×AI News ~介護業界で進むAI化の最前線~ | 介護しよ.net/blog
✔介護現場の“やっちまった”3選――夜勤の後悔と学び | 介護しよ.net/blog
✔介護の3大負担軽減制度をまとめて解説 ~高額介護サービス費・社福減免~ | 介護しよ.net/blog
〇介護情報誌『おはよう21』~1冊から購入できますが、定期購読がおすすめです~
- 最新号が毎月届くので買い忘れなし
- 継続的に学びが積み重なり、スキルアップにつながる
〇 noteを始めました。
こちらでは介護に限らず、私が普段思う事や、趣味など自由な内容を記事にしていきますので、
こちらからどうぞ👉hiro|note


コメント